ジョン・カッツェンバック「旅行者・下」
ジョン・カッツェンバック「旅行者・下」を読みました。
面白かったです!
こちらも上巻は3か月前に読み終わっていたのですが・・・
少しずつ読んでいたので、内容を忘れるということがなくて良かった。最近記憶力やばいので・・
上巻では。バレン刑事は姪を殺され、犯人は捕まったものの、他に真犯人がいるのではないかと考え始めます。
実際に真犯人は他にいて、ダグラスという名前のカメラマンでした。ダグラスは女子学生を誘拐して、これからやりたいことがあるからと車で連れ回し・・・という話でした。
下巻では、バレン刑事は姪の遺体発見現場から見つかった証拠を再調査して、真犯人ではないかと疑われる男を見つけ出します。その男には、精神科医をしている弟がいたので、バレン刑事はその弟であるマーティンの元を訪れます。
マーティンは性犯罪者たちを集めてディスカッションを行い、犯罪者からの意見を聞く業務を行っているが、なぜか兄のことが頭から離れなくて・・という話。
犯人のダグラスは、完全なサイコパスではないんだけど、かなりそれに近い。
これまでに起こった殺人事件の近くで、同じような殺人事件を起こし、自分の犯行を紛らせることを日常的に行っていました。
しかも犯行現場の写真を撮影し、自分で撮影したまともな写真の下に隠して飾っている・・・本当に頭おかしい・・
連れまわされるアンがどうなるのか心配で心配で、最後までドキドキしながら読みました。
犯人視点だけでなく、今回はバレン刑事の視点もあるし、弟のマーティンの視点もある。
弟のマーティンの視点は、読んでいて、葛藤が伝わってきました。
もし身内が、こういった連続殺人犯だったら・・・事実を受け入れられる?それとも隠そうとするのだろうか?
人間は複雑で心の内がわからないから怖い・・やっぱり私は単純な人が一番だわ。
最後は、まあこういう終わり方で良かったんだよね、と思うんだけど、ダレン刑事に肩入れして読んでいると、出し抜いたマーティンの行動に腹立つしな・・・
地元の警察官が感じたこと・・・本当にそれだよ。
いくら事件が終わっても、体だけでなく、心の傷は残る。
アンが最後に自分から立ち上がったことは、回復を早めることになるかもなと希望が残りました。
