貴志祐介「我々は、みな孤独である」

ピーナッツ

貴志祐介「我々は、みな孤独である」を読みました。

我々は、みな孤独である (ハルキ文庫)
我々は、みな孤独である (ハルキ文庫)

角川春樹事務所

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とても面白かったです。


大好きな貴志作品。

貴志作品コンプリートしていると思ってたんですが、この作品を忘れたまま積読になってました。

気づいたので早速読み始めたのですが、もう面白すぎ!!

特に中盤までは、もし野原で一人で読んでいたら、あーーーー!って何度も大声で叫びたいくらい面白すぎて興奮が止まらなかった。机をバンバン叩きたいくらい!この興奮を誰かに伝えたい!!

中盤以降は、刺身盛りなどが出てきて、面白いという言葉で片付けてはいけないような展開が多いです(苦手な人は要注意。刺身盛りは、そのままの言葉ではなく、言葉で言い表せないくらいグロイです)


探偵業を営む茶畑は、顧客の一人から、「前世で自分のことを殺した人間が誰かを知りたい」という依頼を受けます。

夢で前世を見たというバカげた依頼だったが、茶畑は調べていくうちに、本当にその前世が存在したことを知り・・・という話。


話がとても壮大だし、SF展開あり、オカルトあり、哲学的要素ありなど色々てんこ盛りです。

私、実は哲学めっちゃ好きでして、大学での成績もすっごく良かったんです(専攻科目じゃないのに、1番だったんです!おかげで院の時の入試にも成績底上げで役立ったくらい( ´艸`))

好き要素しかないし、そこにまたもや大好きな輪廻転生の話が主軸になってくるので、たまりませんでした。


輪廻転生って実際にはないですよね・・・

でも私もこの設定大好きで、自分の前世は想像したことないけれど、もし来世があったならどうなりたいかって考えることがあります。来世は、私はコロンビアなどあっちのほうで男(30代くらいのおじさん)になって、海の近くで商売しながら刺青を入れたい。

日本人で首とかに鯉の絵を入れてる人いるけど、顔がのっぺりしてるから似合わないんだよね。見た目威嚇するために入れるのもアホっぽいし。向こうなら、1つ1つの絵に意味があるし服を着ないくらい暑そうだから肌へのアートはお洒落の意味合いもあるし、そういうおじさんになりたいなと思う。魚は好きじゃないから自分なら蛇だな。


そして驚いたことに、「さかさ星」などに出て強烈なキャラだった賀茂禮子様が出てきましたよ!!

もしかして賀茂さんはこの作品が初登場だったのかな?

私マヌケだったわ・・読む順番を間違ったかもしれない。まあまた「さかさ星」を読み直せばいいか。


輪廻転生の話から始まって、幼馴染のサイコパスヤクザ、メキシコマフィア、さらに賀茂禮子様まで登場し、311のあの地震のことまで絡まってきます。

読書メーターの感想を読むと、読む人を選ぶ作品だったのかと気づきましたが、私は大変満足でした。

やっぱ貴志作品最高だわ・・大好きな作家さんです。

でもこの作品読んで、貴志さんに1度は恋愛小説書いて欲しい!!と強く思っちゃいました。

ミステリやSFを書かれている作家さんの恋愛小説って、ロマンチックで痺れるものが多いので、いつか書いてくれないかな・・・こっそり願う。