柏木圭一郎「京都西陣 能舞台の殺人:名探偵・星井裕の事件簿」
柏木圭一郎「京都西陣 能舞台の殺人:名探偵・星井裕の事件簿」を読みました。
うーん、何というか・・殺人というタイトルがついていたので、ミステリかと思いきや、謎解きでもなく、2時間サスペンスを見た後のような読後感でした。
つまらないってこともないけれど、それほど面白くもない・・京都好きの人なら、京都の雰囲気を味わえていいのかな。

能舞台の殺人と銘打たれてますが、別に舞台の上で殺人が起こるわけでもなく・・
伊勢流という架空の流派の中で起きた、ゴタゴタによる事件。
でもゴタゴタというほどのものでもないし、巻き込まれて殺された幼い女の子が気の毒でしょうがない。その前に殺された兄もだけど・・。
生まれ変わりとかわけのわからんこと、最後は犯人が言うし、これさ・・もう伊勢流速攻解体でしょ。
私は伝統とか大嫌いなんで、誰かの犠牲のもとに成り立つものって不必要だとしか思えない。文化っていうのは、無理に存続させるものでもないし、いつでも新しく生み出されるものだし、消えるのも時代の流れです・・
