西式豊「処刑館殺人事件」
西式豊「処刑館殺人事件」を読みました。
面白かったー!
正統派な本格ミステリ!
やっぱり本格ミステリ大好きだわ~犯人誰?って思いながらドキドキして読むのが楽しい。
そしてこの作家さんも、本格ミステリをかなり読みこまれていることがはっきりわかりますね。本格ミステリを読んだときに、読者が感じる要素が組み込まれています。だからさらに楽しい。
あと名前とかも、あ~もうここでその名前使う?ってテンション上がる要素が多かったです。
ネタバレになりますが、朱堂さんが様子を見に行くと一人で出ていって、処刑人が現れたー!と言った部分で、私はまず朱堂さん犯人だなって思いました。処刑人は仮面被ってたから中谷だろうなと。ホームズの足し算引き算論法ですね。
だけど偽の朱堂さんだったとは・・車から降りるふりをするとい単純だけど、錯覚させるには十分なトリックにやられちゃいました。
実際に医者が登場する前に、初期段階で医師の名前が書かれた診断書が出てきたときから、これは名前からして怪しいぞと思ってましたが・・私もミステリ読み過ぎだな( ´艸`)
クローズドサークル物で、確かに一人が殺されたら残された人たちがバラバラになって過ごすのはなぜ?って思うよね。
お互い見張っていることで、自分を守ることもできるし相手の行動を見張ることもできるのに。
あと籠城を決め込むのも悪手だなと思ってたら、今回それを逆手にとる展開で、やられちゃったなーと(内心とても嬉しい( ´艸`))
こういうクローズドミステリを読むと、読者はもし自分がこういった状況に置かれたらどうするかって考えると思うんだけど、なぜか被害者になる視点で考えてしまわない?
私絶対にもしこういう事件に巻き込まれたら、2番目くらいに殺される役だと思う。
むしろ生き残るのが怖いし・・・でもなぜ被害者視点になってしまうのか。
これ犯人視点で読む人っているのかなあ。もしそうならサイコパス属性あるということなんだろうか。