カーラ・ネガーズ「夜明けにただひとり」
カーラ・ネガーズ「夜明けにただひとり」を読みました。
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- 夜明けにただひとり (mirabooks)
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- Digital Ebook Purchas
面白かったです。
刑事のアビゲイルは、7年前に夫であるクリスの出身地へ新婚旅行に行ったときに、夫が殺された。
それからずっと一人で捜査を続けながら生きてきたが、事件から7年後の結婚記念日に、「夫や友人、近所の人たちには沢山秘密がある」といった不気味な電話がかかってくる。
アビゲイルは、今度こそ夫の事件の真相がわかるのではないかと、夫が殺された地に出向くが、そこでは誰もが非協力的でアビゲイルのことをよそ者扱いする。
隣に住んでいるオーウェンは、アビゲイルに優しくしてくれるが‥という話。
設定は面白いんだけど、心情表現が圧倒的に少ないのがちょっと残念。
アビゲイルとオーウェンは最初からお互い惹かれあっているんだけど、その過程がすっ飛ばされているのがな~
その代わり、7年前の事件の真相とか、オーウェインの姉がまだ少女時代に亡くなったこととか絡めているので、そこは面白い。
犯人は、結局変態ロリコンだったんだけど、その正体をクリスが気づいていたっていうのも、そういう描写がなかったので突然さを感じました。

日本の田舎のように、アメリカでも田舎はかなり人間関係が閉鎖的なようで、アビゲイルが訪れると、みんながほんのり冷たいのが怖い。
表面的には歓迎しているようでも、動作の端々に冷たさを感じちゃう。
クリスはみんなの幼馴染でもあるし、小さい頃から知っているのに、もっと犯人を見つけたいって思わないもんかな?特に警察署長さんよ~
家族や、もう一人の友達が犯人かも・・と思って隠そうとしたってことなのかな。
アビゲイルの父親がFBI長官とか、マッティが実はクリスの情報屋だったとか、設定に疑問がありつつ・・
まあ楽しく読み終えました。
憎たらしいマッティだったけど、最後は命が助かってよかった。
アビゲイルに助けられたんだから、今度こそお酒はやめられるんじゃないかなー
お酒は本当に駄目だよ・・酒癖悪いのは、色々失敗するからね・・・