チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン」
チョ・ナムジュ「82年生まれ、キム・ジヨン」を読みました。

- 82年生まれ、キム・ジヨン (ちくま文庫)
筑摩書房
Digital Ebook Purchas
面白かったー!
発売当時はかなり話題になった作品ですし、映画化もされた人気作。
映画の主演は、チョン・ユミさんとコン・ユさんですが、私はまだ見てません。
ただチョン・ユミさん、大好きな女優さんなんだよね。数えきれないくらい韓ドラは見てきましたが、私の中で一番好きな作品が、チョン・ユミさんが主演の「ケセラセラ」というドラマ。

- ケセラセラ 韓国OST (MBC)(韓国盤) Various Artists
GENERIC
おもちゃ
もちろんOSTも持ってる。この作品、世間的にはあまり話題にならなかったかもだけど、大好きだった・・今MV見ても、あぁ・・好きだ・・ってなります。
そしてこの小説。
共感というか、うんうん、理解できるってところが多かったです。
男性は理解できないかもしれないけれど、女性からすると不平等だなってことはすごく多い。もちろん男性も、女性はいいな、ズルいなって思うところがあると思うけれど・・
まずは性犯罪ね。これは圧倒的に男性が加害者であることが多いし、刑罰が甘すぎる。
男って、女から生まれてきて、母親を大事に思っている人って多いでしょ?
好きな女性とか、大事な姉妹とかもいるだろうに、どうして女性にあんな乱暴するんだろう・・不思議でしょうがない。
男性は驚くかもしれないけれど、女性が性被害(程度の差はあれ)に合っている率や、欲望の対象として見られた経験って、想像しているより100倍は多いと考えても大袈裟じゃないと思う。
この小説では、主人公のジヨンの母親世代の男女格差が書かれてたけど、それについては正直驚いた。
女児より男児が望まれるから、女児であれば産まない選択をするとか・・そんなのアリ??
男児を産んで一人前とか・・・意味わからない。
あと教育格差にも驚いた。同じ兄弟姉妹でありながら、兄や弟を勉強させて就職させるために、姉や妹が犠牲になるなんて。こういったところは、日本よりも韓国は性差別が酷かったんだなあとびっくりしました。
でもこういう悔しい思いをしたジヨンの母親世代が、こんなことはあってはならないと立ち上がったことで、今の韓国における女性の教育に対する意識の高さがあるのかなって思いました。
日本でもまだまだあるよね・・
私がイギリスにいたとき、日本からの留学生で、まあまま優秀な子と知り合ったんだけど、てっきり帰国したら院に進むと思ってたのに、親が反対するから大学までしか出られないって。
私それを聞いて唖然としました・・・親が経済問題抱えているのならまだしも、地方ながらも大きな銀行の支店長だったんですよ、その父親。それなのに女だから、勉強は大学まででいいって??はあ??って思ったわ。いつの時代だよってね。
確かに院は研究だけじゃなく、TAもしなきゃらならないし、小さな学会だったら下働きもしなきゃいけないしバイト掛け持ちは無理かもしれない。だけど親として子どもの未来を、女性だからで区切ろうとする人がいることに、私びっくりしました。
あと姉が娘を出産したとき、姑に男の子だったらって言われたというのも聞いてびっくり。
男を産んで跡取りにしたかったのか?そんな大層な家でもないだろうに(って私は一人で毒づいていた^^)
だけど面白いのが、日本でも韓国でも、その他の国でも、男性優位を世間的には感じることが多くても、家庭内では女性が強いことが多いってことだよね。
そして性犯罪を起こす変な男もいるけれど、ほとんどはまともな人が多いっていうこと。
これは性別に限らずだけど、怖い事件が起きたりすると、そればっかりクローズアップされて、変な人多いって思いがちだけど、実際はそういう人がすごく少ないってこと。
でも少ないけれど、そういう存在がいるってことが、気持ちが不安になってくると怖いなあと思っちゃいます。
