シャーロット・マクラウド「牛乳配達退場」

ピーナッツ

シャーロット・マクラウド「牛乳配達退場」を読みました。

牛乳配達退場 (創元推理文庫 M マ 4-26)
牛乳配達退場 (創元推理文庫 M マ 4-26)

東京創元社

面白かったー!

シャンディ教授シリーズの第10弾で、ラストのようです。


しかしこのタイトル、凄いなと思ったら、原題も「Exit the MILKMAN」で、作者のユーモア度が高いことが伺われます。


シャンディ教授の隣に住むジム教授が、会合に出かけると言ったまま失踪してしまう。

ジム教授の奥さんは、普段からヒステリックで嫌な女だったので、シャンディ教授はとうとうジム教授が逃げ出したのではないかと、冗談半分で考えてしまう。

ちょうど懇意だった小説家のカトリオーナがシャンディ教授夫妻のところに遊びに来ていたが、帰宅途中に、彼女は崖から転落した車を見つける。

その中に行方不明だったジム教授がいて、さらにジム教授の奥さんが変死していて・・という話。


怒涛の展開が続くので、飽きさせることなく最後まで一気に読むことができます。

このシリーズって、コメディ色が強いのに、殺人事件となると内容がさりげなく怖いことが特徴的です。

今回も、被害者であるジム教授の奥さんは、最初からずっと嫌な女なんですが、まさか殺される展開になるとは・・という驚きがあります。死に方も何だか、怖いし・・・


そしてジム教授は、箸にも棒にも掛からぬ人だった筈なのに、実は大企業の後継者だということが発覚という驚きの展開。

後継者だということを自覚してからは、人間まで変わったようになるのも面白かったです。


犯人が最後近くになるまでわからなくて、私はクッキーを持っていた女性まで怪しく感じていました( ´艸`)


犯人は複数だったんだけど、そのうちの1人の医者の最後がまあ何とも・・

医者の奥さん、最後までクールで葬儀世話人に電話をかけるわってさらりと言ってたのも何気に怖かったぞ。

そして大学の学長が、なぜか絶大な権限を持っていて、警察にも知らせずに物事を解決しようとすることに驚きました。


いや~このシリーズ、読めば読むほど面白かったので、やっぱり全部制覇したい。

少しずつ探すとするか・・。