本多孝好「WILL」

ピーナッツ

本多孝好「WILL」を読みました。

WILL MOMENT (集英社文庫)
WILL MOMENT (集英社文庫)
集英社
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面白かったです!


「Moment」の続編 or後日談的な話のようですが、私は「Moment」は読んでません。

読まなくても、大丈夫でした。

この作家さんは、ドラマ「dele」の原作を書かれた方です。

「dele」面白かったよね~今の深夜枠とは全然違って、映像やら演技やら全てのクオリティが高かったし、ストーリーもとても面白くて満足度高かった。続編みたいと思ってたけど、音沙沙汰ないな・・


両親が事故で突然亡くなり、高校生の時から家業を受け継ぐことになった森野。

古ぼけた商店街に葬儀店を構えているので、頻繁に依頼はないものの、竹井という社員を1人だけ雇って、細々と経営している。

普段は暇だけど、そこに色んな話が持ち込まれて・・・という話。


森野は29歳の女性なんだけど、少しぶっきらぼうで、だけど自分というものをしっかり持っていて周囲に流されないけど、優しい心の持ち主でもある。

おそらく森野は、突然訪れた両親の死をずっと受け止めきれなかったんだろうなあと思いました。

最後にようやく受け止めることができて心の整理もできて、今までどれだけ自分が周囲

の人に助けられてきたかを気づくことができた。そして本当に大事な人の元に堂々と行けるようになったという終わり方だったので、読後感が良かった。


ただ1つ気になったのが、時々たまになんだけど、ラノベのような軽いノリになること。

いじめっ子を懲らしめるときに、アルバイト従業員のバンドメンバーを連れて乗り込むところとか、ちょいちょい描写が残念というのか・・・なんか作風変わった?って感じになった。


持ち込まれる悩みや相談事は、真相はどうなの?って気になるものばかりで、楽しく読み進めることができました。


最後に、森野の下の名前が明かされるんだけど、「未来」って名前いいよね。

私も小学生の時に、同級生に「未来」っていう名前の子がいて、いつもいい名前だなって思ってた。話したことがない、ただのクラスメートだったので、呼び方は「ミライ」なのか「ミキ」なのかは知らないけれど、いい名前だなって思った。

名前って、いいなあ素敵だなあって思えるものがたまにありますね。

大学では「椿」という苗字の人がいて、あ~美しい苗字・・・!って思ってました。

1文字で、凛としてて無駄がなくて。

自分の下の名前は、結構珍しいし、これまで呼び方は同じでも漢字が同じ人には出会ったことがないので、気に入っています。