秋月こお「その男、指揮者につき・・・」

ピーナッツ🌛

秋月こお「その男、指揮者につき・・・」を読みました。

その男、指揮者につき… 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部 (角川ルビー文庫)
その男、指揮者につき… 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部 (角川ルビー文庫)
KADOKAWA
Digital Ebook Purchas

まあまあの面白さでした。


出来上がったカップルの日常を描いたものなので、キャラによほど愛着がなければ、ふーんという感じかな。
音楽の蘊蓄が少し多め・・・音楽を含めて、芸術とか、本やドラマなども受け取る側の感性の自由だと思っているんで、あまりそういうのを読むのが好きではない。


今回は、3人の視点で描かれたものが納められた作品。
圭視点で、悠季の才能に嫉妬しているのが描かれてましたが、圭でも悩むんだなあとそこは興味深く読みました。
ライバルの実力を測るって、自分でもそのレベルに達していないとできないことなので、天才であっても苦労があるんだね。



今日の朝はとても寒かった~
起きたら、雪がちらちら降っていました。

佐野洋「不可解な使者」

ピーナッツ🌛

佐野洋「不可解な使者」を読みました。

不可解な使者 (光文社文庫)
不可解な使者 (光文社文庫)
光文社
Digital Ebook Purchas

面白かったです!
短編集なので、サクサクと読みました。
お風呂本にしてたのですが、1週間くらいで読み終えました。


雑誌に97~99年にかけて掲載されていた作品だということもあり、時代を感じさせるような古いところもありますが、そういうところも楽しむ醍醐味だと思っています。
男性作家だからかな?
女性が少し緩く書かれていたような気もするが、それも時代だろうね。
不倫する女性の多いことよ~
でも別に嫌悪感を抱くこともなく、あと女性が結構したたかなんだけど、そこも嫌味がなくてよかったです。


どれも面白かったけれど、表題作の「不可解な使者」、「迷った伝言」、「恩師の還暦」、「ほのかな残像」は特に良かったかな。


「不可解な使者」は、主人公の元に、学生時代の友人の奥さんが訪ねてくる。
友人は重病で死の淵にさまよっているのだが、うわごとであなたの名前を出して「約束を守ってくれ」と言っているのだが、心当たりはありますか?と。
主人公はもしやあのことか‥と少し思い当たるんだけど、それがほんのり同性愛をにおわせます。でもそのオチが、何ともかんとも・・・いや、面白いです。


「恩師の還暦」は、主人公に探りを入れてくる先輩というのが、実は警察勤めという展開が好きだったので、気に入りました。


古い作品も面白いものです。

秋月こお「闘うバイオリニストのための奇想曲」

ピーナッツ🌛

秋月こお「闘うバイオリニストのための奇想曲」を読みました。

闘うバイオリニストのための奇想曲 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部 (角川ルビー文庫)
闘うバイオリニストのための奇想曲 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部 (角川ルビー文庫)
KADOKAWA
Digital Ebook Purchas

面白かったです。
富士見二丁目交響楽団シリーズですが、途中飛んでしまったので・・でもわけわからないということもなく楽しく読みました。


悠季の元に面倒をかけるお嬢様が押しかけてくるものの、圭がざっくり断ったり。
でもさりげなく、悠季も結構厳しいこと言ってたけどね^^;


驚いたのが、悠季の両親って亡くなってたんだね・・しかも結構年齢若くてびっくり。
墓参りをかねて実家に戻ったら、お姉さんたちに二人の関係はバレバレで。
時代もあるし、田舎っていうのもあるけれど、みなさん保守的というか。
でもそんな中で、悠季に対する愛情は感じたよ。
やけに口出しをしてくる面倒な親戚はどこにもでいますから・・


この小説は、「小説JUNE」という雑誌に掲載されていたようなんですが、調べてみたら時分が生まれる前に発刊されていたことを知ってびっくり。
こんな世界観がある雑誌が世に出ていたなんて・・・表紙絵をぐくったら、何やらとても楽しそう。
この時代に生まれて、読んでキャーキャー言いたかったな・・という気持ちが少しある。
私、小説雑誌とか大好きなんですよね。今も小説推理とか小説現代、ミステリマガジンとか読んでますが、季刊になったりしてる・・購読者少ないんだろうな。
漫画雑誌も大好きで、子供の頃は、毎月3冊以上は必ず購入してもらっていた。
来月に掲載されるのは何?付録は何?ってワクワクしながら読んでました。
最近の子はそういうのないのかなー。姪っ子にも買ってあげたことあったけど、全然興味を示さず・・本離れはどの世代にもありそう。
だって本だけでなく、楽しいコンテンツはいっぱいあるもんね。

麻加朋「青い雪」

ピーナッツ🌛

麻加朋「青い雪」を読みました。

青い雪 (光文社文庫 あ 74-1)
青い雪 (光文社文庫 あ 74-1)
光文社
本

面白かったです!
↑の表紙絵は文庫版ですが、単行本のデザインも綺麗だったので、載せられないのが惜しい。
日本ミステリー文学大賞の新人賞受賞作。
私はこういう新人賞の受賞作って大好きなんですよね~
粗削りだったり、改善すべきところが残っていても、作家さんの情熱が感じられるような気がするから。


主人公の寿々音は、生まれたばかりの頃に柊家の前に捨てられて、そこの子供として育つことになる。
周囲からは捨て子だといじめられることもあるけれど、両親の優しい愛に進まれて天真爛漫に育つ。
寿々音には、他にも優しくしてくれる人が多くて、1年に1回訪れる、心に傷を持った大介や、お隣りさんである議員先生の息子である秀平や希海とも仲良く過ごしている。
そんな矢先に、大介を連れて訪れる優しいお医者さん夫婦の娘が行方不明になって・・という話。


一応主人公は寿々音だけど、語る人の視点によって物事が俯瞰的に見ることができるので状況判断がしやすい。


全体的には面白いし、細かい部分まで伏線がしっかり回収される。
でも寿々音が、腎不全になったあたりから、ちょっと展開を詰め込みすぎじゃないか?と思ったのが正直なところでもあります。
大介が実は行方不明になった女の子がどうなったかを知っていたり、寿々音が双子だったり・・などなど。それはちょっと強引過ぎるなあと思っちゃいました。
あと最後の名前のアレは、私はやりすぎだなあと。
他の方の感想を見ると、そこに震えたっていう人が多かったんですが、自分はあまり好きじゃなかった。
元々、アナグラムとかも嫌いな人なので・・・(でも本格ミステリは好きだけど)


最後まで読んで、蓮見先生がどう考えても元凶でしょうと思った。
いくら優しい医者先生でも、好きな女性の一人を幸せにできなくてどうする。
若気の至りで済ませることができる範囲を超えている。
百歩譲って、子供を産ませるところまではOKだとしても、双子だったことを知らないとか・・アホなん?って思っちゃった。ノアが自殺したことにも疑問に思わなかったんだろうか。
あともう一人は知らないにしても、寿々音が自分の子供だと知っていながら、今の奥さんを連れて(奥さんはOKしていたんだけど)、新しく出来た子供を連れて会いに行くなんんて・・
隠すなら徹底的に隠せ!寿々音を中途半端に見守っているようなのは自己満足でしょう。
寿々音に移植するのも、自分の命があとわずかだとはいえ、何かやり方が・・いや。


でも楽しく読んだので、またこの作家さんの本を読みたいです。

秋月こお「奈津子玉砕 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝」

ピーナッツ🌛

秋月こお「奈津子玉砕 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝」を読みました。

奈津子玉砕 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川mini文庫 91)
奈津子玉砕 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川mini文庫 91)
KADOKAWA
本

面白かったです。


数日前から読んでいる富士見シリーズ。
これもミニ本なので、あっという間に読み終わりました。


悠季が片思いをしていた相手である奈津子さん視点の本。
奈津子さん、素敵な女性だな~
自分から告白する女性って前向きで大好きです。
振られても、腐ることなくいい人を見つけるぞって意気込むところも好き。


BLを好む女性を腐女子というらしいですが、腐女子にとったら奈津子さんのようなポジションって凄い美味しい。
2人の強い味方になって応援したいっていう女性多いと思うんだよね。