内藤了「夢探偵フロイト;マッド・モラン連続死事件」
内藤了「夢探偵フロイト;マッド・モラン連続死事件」を読みました。

- 夢探偵フロイト -マッド・モラン連続死事件- (小学館文庫)
- 小学館
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面白かったです。
夢探偵フロイトシリーズ、第1弾。
私は内藤了さんの作品が大好きなんですが、その理由として思うのが、作品は違っても必ず正義という芯が通っていることが伝わってくるからです。
凄惨な事件が描かれているけれど、その中にちゃんと救いがあったり、正しいとはどういうことか、間違っていることに👀を背けてはいけないというメッセージが込められているように感じます。
この作品は、内藤さんにとって初期作なんだけど、ペコの心が真っすぐなことが伝わってきて、これが藤堂比奈子シリーズなどに繋がるんだろうなと思いました。

ペコ(あかね)は、勉強嫌いな大学生で、単位を落としそうになったことから救済措置として、大学構内にあるにもかかわらず多くの学生が知らない夢科学研究所にお手伝いに行くことになる。
そこには2人の変わり者がいて、フロイトと呼ばれる教授と、自他ともにオタクだと認めるヲタ森という男性2人がいた。
2人は、外部から持ち込まれる夢に関する悩みを研究していて、今研究しているのは、次々に自殺を遂げる人たちが共通する夢を見ていたということ。
そんな時に、音羽楓花という女性が訪れ、やはり同じ夢を見るといい、ヲタ森の技術を使って夢を映像として復刻したのだが・・という話。
マッド・モランの正体は何となく予想はできるんだけど、明らかになってみると腹立たしくて哀しい。
子供にとっては虐待だし、昔だけじゃなく今もありえない話しではない。
しかし夢とは不思議ですね・・・
他人が見た夢の話をされるほど、無駄な時間はないというのはわかっているんだけど、つい自分が見た珍しい夢は誰かに話したくなる不思議。
結局、夢というのは脳に刻まれたものなんだろうけれど・・
よく疲れたときに同じ夢を見るとか聞きますが、自分は印象深いことが起こったとき、次の日にそれに関する夢を見るくらいかな。単純な脳なんだわ。
キャラ的には、ヲタ森が結構好きなんですが、ペコとの恋愛はないよね~
ちょっとそっちに期待する自分がいますが。