赤瀬川隼「幻影の街」
赤瀬川隼「幻影の街」を読みました。

- 幻影の街
- 集英社
- 本
面白かったー!
赤瀬川隼さんの作品。
しっとりとした雰囲気があって、読みやすい文体、大人な恋愛と駆け引きで楽しく読みました。
短編集なのでそれぞれ独立した話だと思って読んでいたら、途中から、あれ?そういう繋がり?っていうところに気づけて、より楽しい。
どれも面白かったけれど、豪華客船で相手のところまでゆっくり追いかけながら、寂しさを楽しむっていうのが、何だかロマンチックでいいなと思いました。
てっきり、これから幸せな2人になると思っていたのに、其の後、相手の男から反撃があって別れ、そこから男が破産という、読み手としては笑っていいのかすっきりした気分になっていいのか、悩ましい展開でした。嫌いじゃないなーこういう感じ。
でもさー、最後、海野さん、一線越えちゃったんだよね。
これまで少し下心ありだったけれど、紳士だと思っていたので、少しがっかりした・・
だけど相手の女性が海野さんよりも一枚も上手な感じで、大人な恋愛ってこんな感じなのかなとも思った。
奥さんが、旦那が不倫してるんじゃ‥と思って、色々調べる話。
旦那・・あの仕立てのコートはいかんやろって思った。
吊るしなのか、仕立てなのか、判別できない女なんていないよ。
この話を読んで、よく芸能人の不倫とか騒がれてるけど、お互い大人なんだしどうでもいいってずっと思ってたんですが、裏切られた側の事を考えると辛いなあと思った。
結婚するときに、おそらく一生添い遂げようと信頼していた筈なのに、相手はあっさり裏切るんだから。一度失った信頼は取り戻せないんだから、不倫するときはその覚悟してほしいね。
いやー、不倫はいかんね、と今更ながら思った。遅い??