鄭石華「シュリ;ソウル潜入爆破司令」

ピーナッツ

鄭石華「シュリ;ソウル潜入爆破司令」を読みました。

シュリ: ソウル潜入爆破指令 (文春文庫 チ 7-1)
シュリ: ソウル潜入爆破指令 (文春文庫 チ 7-1)
文藝春秋


シュリ デジタルリマスター(字幕/吹替)
シュリ デジタルリマスター(字幕/吹替)
Video On Demand

面白かったです!


映画「シュリ」が日本で再公開されるっていう記事を読んで、そういや原作持ってたなあと思い出して棚から引っ張り出してきて読みました。

映画はもう20年以上前に公開されたものなので、衝撃を受けるほど面白かったという記憶はあるのですが詳細は覚えてませんでした。

だから映画から書き起こしたこの小説は、そういやそうだったな~と懐かしさを感じながら楽しく読みました。


しかし「シュリ」が公開されて見たときは、衝撃を感じる人が多かったと思う。

私もその一人で、私はずっと香港映画畑で育ってきたようなものだったので、おそらく初めて見た韓国映画が「シュリ」だったと思う。(もしかしたら「クワイエットファミリー」だったかも・・?記憶が曖昧です)

子どもの頃は、基本テレビを見ない家庭で育ったので、親もドラマとかほぼ見ないしテレビがついていることがなかった。だけど父親が家電メーカーに勤めていたこともあって、テレビは部屋に1台あって、私はいつも午前零時をまたいでから一人でこっそり見てました。

別にテレビを見ることを禁止されてたわけではないのに、こっそり見てたのはなぜなのかわからないのですが、午前零時までは勉強をしていて、それ以降は無礼講だったような気がします(うちの親かなりいい加減なので)

午前零時以降にテレビをつけていたら、「亜細亜電影座」という放送枠があって、そこでよく香港映画を放送していたので食い入るように見てました。

もっと見たくて中国から英語字幕つきのVCDを大量に取り寄せたり・・だからなのか英語字幕で見るのが得意です^^


そして韓国映画が登場したら、香港映画との違いにびっくり(ちなみに日本映画はほぼ見たことない)。

香港映画はマフィアとの抗争、バタ臭い顔立ち(自分の中では超イケメンだが)そしてアクション。

しかし韓国映画は、香港映画とは当然ながら色々違いがあって、まず顔立ちが違う。

アジア人は釣り目だっていう差別的なこと言われがちですが、そういうのではなく、韓国の俳優さんって涼し気な目元なんですよね。そこが香港俳優とは違って衝撃で、こういう顔立ちの人がメインなのか!と。

あと「シュリ」に関しては、主演女優さんがキム・ユンジンさんで、アメリカ系韓国人だったのも驚きでした。

その後、「JSA」で陥落して、韓国に渡ってVCDを大量に購入してきたのもいい思い出。

VCDは正規品ですが、1枚につき200~300円で現地で購入できるし(日本から購入しても400~500円くらい)、コーティングされたつるつるの厚紙にVCDだけ入っている縦長のシンプルな作りも気に入ってました。ただ字幕がないのが最初は辛くて・・だけどこれで韓国語かなり上達したからね。

今も大量に家にあるし、たぶん「シュリ」もあるOSTも持ってるし^^


今から「シュリ」を見ても、敵対する男女の恋愛だけじゃなく、ハン・ソッキュとソン・ガンホの男の友情が胸を熱くするね。

あとやっぱり韓国と北朝鮮の、完全に対立できない辛い事情とか考えるとさ・・

日本は意味不明なお上のためという名目で、アジア各国に多大な迷惑をかけたら、日本人の中にはお国のためという考えは嫌だという拒否反応があると思うんです。

でも一方で、国のために命をかけて行動するっていうところに惹かれるものがあるのも否めない。

そこを描写されるとぐっとくるんだよな~でも他人のために、ましてや家族でも大切な人でもない人たちのために命を懸けるという馬鹿らしいことは絶対にしたくないが。


キッシンググラミーという魚も印象的だったし、OSTの「When I Dream」がとても切ない

영화음악 쉬리 OST(Carol Kidd When I Dream)(1998)


また映画もゆっくり見たいな~最近韓国映画も全然見てないや・・・