阿刀田高「恐怖コレクション」
阿刀田高「恐怖コレクション」を読みました。
面白かったです!
恐怖をテーマにしたエッセイの短編集です。
どれも面白いし、今から40年前に発行された作品なので、古い時代背景を感じることができて楽しいです。
肺結核は、今の時代でもあるようなんだけど、全然馴染みがない病気なので、当時命を落とした人が多かったっていうのが驚きだなあと思います。
療養中に、意気消沈しているため、花が普段より綺麗に見えるというのが興味深い。
確かにそうかもな・・と思いました。これもある意味怖いことですね。
そして肺結核が治った後も、まだウィルス?が体内に残っているのでいつ再発するかもわからない。
そんな恐怖を抱えているのに、そういう夢は見なくて、解けない試験に悩まされる夢を見るというのがこれまた面白い。
精神科の先生に言わせると、どちらの夢も愉快なことじゃないけれど、肺結核の再発というのは生死に関わることなので冗談では済ませられないことだから、潜在意識の中でそんな夢を見ないように抑制している、というらしいです。
これ、すごくわかるかも・・・
私もよく見る夢がいくつかあるけれど、その1つが試験で「布団」という字が書けないことなの!
小学生の時から全国模試とか数えきれないくら受けてきたんだけど、その時にサービス問題として出された1問目の「ふとん」を漢字で書きなさいという試験が解けなかったことがあったんです。
私、普段は試験でも発表会でも緊張しないほうなんだけど、その時はなぜか「布団」という文字が思い出せなくて・・それが大人になった今でも悔しいのか、何なのか、夢で見ます。
そして思い出せない・・ってウンウン唸ってるの(笑)ある意味トラウマなんだよね。
あと時代を感じるなあと思ったのが、宅配が来てお隣さんやお向かいさんがいなかったら、荷物を預かってもらえますか?っていうことがあったこと。すごくない??
これ、今の置き配が主流になった時代では信じられないことだよね。
私、向かいに住んでいる人が大嫌いなんで、そんなこと言われたら絶対にいやだわ。
そして向田邦子さんがお隣に住んでいたことがあったとのこと。
だけど私、向田邦子さん知らないんだよね・・・この本を読んで、wikiで調べました。
小説家でもあり脚本家でもあったのかあ。
こういう自分の知らない時代のことも知ることができるので、古い本は読むのが楽しい。
