高木彬光「捜査検事」
高木彬光「捜査検事」を読みました。

- 捜査検事 (角川文庫 緑 338-19)
- KADOKAWA
- 本
面白かったです!
奥付を見て、高木彬光さんって大正生まれの方だと知りました。
この本はなんと昭和51年発売とのことなので、ほぼ50年前のもの。
古い作品ですが、面白かったです。
近松検事が活躍する短編集。
何分古い作品ということもあり、女性に対する偏見も多いのですが、それも含めて時代を感じることができるので楽しかったです。
不倫する主婦のことをよろめき主婦っていうのね^^
あと女性に対して純潔をここまで求めるのか~時代だなあ。
事件そのものはツッコミどころも多かったんですが、最後に近松検事が懐深い気持ちで事件を納めてくれるのよ。そこが読みどころでもあるので、殺人事件の後でも、なぜか爽快な気分(解説の西村京太郎さんも書いてましたが)
私たぶんこの本は古本屋さんで購入したと思うんだけど(沢山購入するので覚えてない)、この作品の中に、近松検事が「百人の罪人を見のがしても、無罪の一人を罰するな」というセリフがあるのね。
それを前の持ち主が余程気に入ったのか、線を引いて、その上に二重丸まで書いてるの(笑)
よほど読者さんの心を揺さぶるものがあったんだろうね。
古本ってこういうことが有るから面白い。