J.D.ロブ「凍てつく夜の戯曲 イヴ&ローク45」
J.D.ロブ「凍てつく夜の戯曲 イヴ&ローク45」を読みました。
面白かったー!
イヴ&ロークシリーズ、第45弾。
パーティーの帰りに、明らかに犯罪に巻き込まれたとみられる女性を助けたイヴとローク。
二人が被害女性を保護した後、彼女の家に行くと、旦那が殺されていることがわかる。同じような事件が過去にも起こっていて・・という話。
今回は犯人は誰なのかわからずに進行していくパターンでした。
このシリーズは、最初から犯人がわかっているタイプもあるけれど、どちらも面白い。
中盤に登場した奴が怪しいと思ったら、やはりでした。
でも他にも怪しい人がいたりなんかして、推理する部分も楽しめました。
犯人は変な執着心を持つ奴でしたが、こういう奴は捕まった後も、親戚一同苦労するだろうな・・
イヴは小さい頃に凄惨な事件に巻き込まれたことがあり、それが今もトラウマになって悪夢を見るなどマイナス方面に引きずられることがあるんだけど、少しずついい方向に向かっているような気がします。
今回も、イヴと同じ状況になったダフネという女性を絡めて、あの事件は正当防衛だったと心の整理をつけることができた。これでまた一歩進めた状態になったので、話の展開がうまいなあと唸ってしまいました。
あと良かったのが、もしかして犯人を家に招き入れてしまったかもしれないと落ち込む参考人に対して、きっぱりとそういうことはないと言い切るイヴの強さ。
参考人の言動や態度など機微を決して見逃すことがなく、早い段階で犯人の目星はついているんだけど、軽はずみな行動は絶対にとらないところ。
イヴは生まれつきの警官ですね・・
そして被害にあった女性たちが、お互いに慰め合ったり、前向きに頑張っていこうというところも好きだった。
女性が強く描かれているのも、J.D.ロブ作品の魅力だと思うので、そういうところも好きです。
私、「ビンボ」っていう表現、知らなかったわ・・
シリーズを続いて読みます。
