恒川光太郎「化物園」

ピーナッツ

恒川光太郎「化物園」を読みました。

化物園 (中公文庫)
化物園 (中公文庫)
中央公論新社
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とても面白かったです!

最初から最後まで、何これ!すごい・・という感想しか。


恒川作品は大好きで、ほとんど読んでいると思うけれど、その中でもダントツに好き!非の打ち所がない作品でしたわ。


恒川作品といえば、「秋の牢獄」「夜市」が有名で人気ですね。

夜市 (角川ホラー文庫)
夜市 (角川ホラー文庫)
KADOKAWA
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秋の牢獄 (角川ホラー文庫)
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)
KADOKAWA
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私は↓この「雷の季節の終わりに」が大好きです。しかしこの作品を超える好きな作品が今作。

雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)
KADOKAWA
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短編集なんだけど、ほんのりリンクがあって、全ての作品が素晴らしかったです。

3作品を読み終わって、4作目の冒頭が「最低の人間ばかりでてくる短編集を3話ほど読んだところで~」で始まるのがシュールで面白いです。

時系列など全くなく、パラレルワールドみたいな感じなんだけどね。

怖いけれど面白くて、シュールで楽しいという作品です。

1作目で、老人が「ケシヨウとはまともな会話にならない」って言ってるんだけど、それが最後に繋がってきてさ。ここって笑うべきところ??めっちゃ面白かったわ。

あと「胡乱の山犬」がさりげなく、とても怖い。

でも「残虐」を生まれつき持っている人って、実際にいるんじゃないかなって思う。

衝動的に人を殺めるのではなく、自分でもコントロールできない状態の人っているからサイコパスが存在するんだろうし。

「日陰の鳥」も凄いよね・・「ティルヤガンはダウォン」。このセリフがこれほど怖いことってある??

鳥丸の薬といい、リュクの「無」といい、全てが素晴らしい設定でした。

そして最後の「音楽の子供たち」

これは色んな意味で解釈できるし、人間の正しい生き方とは?と哲学的に探究させられるような気持ちになりました。


もう終始素晴らしくて、私の中では間違いなく名作認定なんだけど、読書メーター見るとそれほどでもない??

まあ本はもちろん、ドラマとか映像作品も見る人によって楽しみ方は違うからね。

だけど私の中では、ちょっと衝撃を感じるくらいの素晴らしい作品でした。

自信を持っておすすめします!