J.D.ロブ「幼き者の殺人 イヴ&ローク55」
J.D.ロブ「幼き者の殺人 イヴ&ローク55」を読みました。

- 幼き者の殺人 イヴ&ローク55 (mirabooks)
- ハーパーコリンズ・ジャパン
- Digital Ebook Purchas
面白かったー!
古いファッションやメイクなどを施された女性の遺体が見つかる。「だめなママ」という書置きが見つかり、イヴは犯人は被害者を自分の母親に仕立て上げたのではないかと考える。そんな矢先に、第2の被害者が発見され・・という話。
犯人が思ってもみない人だったので、驚きました!
あ~そういえば、あの人も犯人像に当てはまっていたわ・・と後から気づいた鈍い私。
やられちゃったな^^
犯人の動機は、小さい頃に母親に捨てられて(実際は捨てられたとは言えないんだけど)、その鬱屈を抱えていたのと、元から持っているサイコパス属性が爆発したってことなんだろうけれど・・
被害者女性のことを考えると、全然同情できないし、めっちゃ悪い犯人なんだけど、母親に対する気持ちが強い人もいるからな・・ほんの少しだけ気の毒だなって思った。
だって母親とは結局対面することができずに、莫大な財産などが残してもらったけれど、自分以外に子供がいて、その新しい家族は絵にかいたような幸せなもので・・・
だけど母親も、悪い人ではないんだよね・・子供を必死で育てようと頑張っていたし、諦めて自殺しようとしたときも、子どもだけはやっぱり死なせられないって教会に置いてきたんだもん。
記憶を失って、素敵な旦那さんと子どもがいたとはいえ、最後は旦那さんを失って、過去の辛い記憶が戻ってきて自殺・・・
何ともやるせない話しというか・・だけどこういうの嫌いじゃないです。
むしろ好き。自分の力では抗えない人生の流れっていう設定が好きです。
今回は、犯人があの人だ!って発覚してから、みんな声を揃えて「クソ野郎」呼ばわりで面白かったです。みなさん、口が悪いのよ・・^^;
それだけ犯罪を憎んでいるんだろうなってことが伝わってきます。
そして若いながらも、IT凄腕のジェイミーが登場。
ロークが自分の会社に入れたがっていたんだけど、警察でもアシスタントとして活躍するジェイミー。今回のことで、どうやら警察入り確定っぽいね。
根っからの正義感があること、被害者視点に自然に立つことができるので、とてもふさわしいと思います。
ますます魅力的なキャラが増えて、嬉しいです。
シリーズ、続きを読みます・・