道尾秀介「I」

ピーナッツ

道尾秀介「I」を読みました。


まだまだ頭の中がSunnyMoonでいっぱいで、Move ya bodyやBuddie、DNA、Heavenly, Oxygenを筆頭に曲がぐるぐる頭の中を回って離れられません。


そんな時は美しい文章を読めばいいんだと思い、発売当時に購入して積読になっていた道尾秀介作品を引っ張り出してきました。

道尾作品はデビュー当時から私は大好きでして、全て追っかけています。

ただね・・正直なところ、直木賞受賞した後の作品は、私の中であまり響かないんです・・

数年前に、道尾さんがもっと読書を楽しんでほしい思って色んな趣向を凝らすことを楽しんでいるって語ってらしたと思うのですが、これもそれを象徴している作品だと思います。

2つの作品が収録されていて、読む順番によって結末が変わる(起きる事件と起きない事件があるけど、全体の印象が変わるというほうが正確な言い方かも)ようになってます。

しかしな・・私は本当に正直に言って申し訳ないんだけど、こういう作品も楽しいんだけど、ストレートな道尾作品にどっぷり浸りたいんです。

道尾作品の魅力とは、美しい文章に秀逸なメタファー、一方でストーリーは心をえぐられるような苦しさや残酷があるという、相反する世界が共存しているところなのよ!!


今回もストーリー的には残酷な部分や苦しさがあったりして、繋がりなどを考えなくても単体で楽しめました。

私はゲオスミン→ペトリコールの順番で読みました。

読む順番によって結末が変わるってことなんだけど、あんまりそういう考察は面倒くさくなったのでしませんでした。

まあどちらも面白い話でしたよ。

ただ2つだけ疑問に残ったのが、お姉さんのあの怪我は結局何だったの?

もしかしてあの怪我の原因って、洞窟で人を殺して投げ入れてた時に追った怪我とかじゃないよね(深読みしすぎか)

戸籍のない男性が軍手をしていたりしていなかったりの下り、何か意味あった?

もしかしたら、私まだ頭ぼーっとしてるので、大事なところを読み落としてしまったかもしれませんが・・・