姉小路祐「黄金の国の殺人者」

ピーナッツ

姉小路祐「黄金の国の殺人者」を読みました。

黄金の国の殺人者 (光文社文庫)
黄金の国の殺人者 (光文社文庫)
光文社
Digital Ebook Purchas

面白かったです。
この本を読んだとき、うん?朝日弁護士って聞き覚えあるな…と思って調べたら、火曜サスペンスで放送されていた人気シリーズの1つ、「弁護士朝日岳之助」の原作だったことがわかりました。
まだ子供だったので、火サスは親が見ていたのをチラっと見せてもらっていたくらいですが、(そういや昼間に再放送もしていたような・・)、薬丸さんや黒田福美さんが出演していたのもほんのり覚えています。


ただこの作品は、やはり内容が内容だけに、映像化はされていなかったようです。
出稼ぎ労働者であるフィリピン人の青年が、殺人事件の容疑者として逮捕され、それを日本人の恋人が何とかしようと朝日弁護士にお願いをするって話なんですが。
フィリピン人の青年は、妹も以前に不当な感じで逮捕されていることもあって、疑われるんですよ・・・


20年前の作品なのに、今と状況が変わっていなくて、とにかく日本人として耳が痛い。
最近も、一時的な留学や労働目的で日本に来て、そのまま不法就労をするって話をよく聞きますが、これを読むまでは、不法就労なんだからすぐに強制送還すべきだと考えていたんです。
でも実は不法就労をしてもすぐに強制送還されることは以前からなく、そういう人たちで日本の経済が成り立っているという部分が否めないという事も知って、色々考えちゃいました。
国って・・・改善すべきことが多いなあ、そして物事も一面だけ見て判断するのは難しいなあと考えることが多いです。

リチャード・シャタック「ハネムーンの死体」

ピーナッツ

リチャード・シャタック「ハネムーンの死体」を読みました。

ハネムーンの死体 (創元推理文庫 M シ 7-1)
ハネムーンの死体 (創元推理文庫 M シ 7-1)
東京創元社

面白かったです!


タイとスーの新婚カップルは、知人のホテルで結婚式を挙げるが、そこで死体が見つかり・・?というドタバタコメディ、でもちゃんとミステリーになっています。


リチャード・シャタックさんは、5年間くらいしか作家をしていなかったと書かれてましたが、もっと書いて欲しかったな。
くすっと笑えるコメディで、ドタバタしながらもみんな仲良いので楽しく読み終えることができました。
犯人は何となくあの人かな・・とうっすら思いつつ。
好きなキャラはバターボール!バターボールは、少し左よりな考え方で裕福な人を嫌っているのに、友達のこととなると猪突猛進型。
自分はこの猪突猛進型の人が結構好きなので、バターボール可愛いなと思いながら読みました。

鎌田敏夫「四人家族」

ピーナッツ

鎌田敏夫「四人家族」を読みました。

四人家族 角川文庫
四人家族 角川文庫
KADOKAWA
Digital Ebook Purchas


面白かったです。
頻繁に利用をさせてもらっている地元の図書館に、リサイクルコーナーというのがあり、古くなった本などが自由にもらっていけるようになっています。
さいきんは少ないのですが、以前はかなり沢山出ていました。
でももらっていく人少ないんですよね・・なので、興味があった本があればもらうようにしています。
沢山いただいていますが、そのうちの1冊がこちら。


調べてみると、有名な脚本家さんでもあるようです。
「男女7人夏物語」とか「金曜日の妻たち」「29歳のクリスマス」「里見八犬伝」などを書かれているらしい・・うーん、知らないなあ。


サクサク読めて、面白い本でした。
子供がある程度大きく成長した時に、奥さんが仕事をしてみたいと言い出し、それにより家庭に変化が生まれて・・?という話。
かなり古い作品なので、今とは時代が違うので、もちろん価値観も異なる。
当時だったら、専業主婦だった奥さんが外でバリバリ働くようになる、しかも単身赴任にまでなるというのは大変だったろうな。
でも子供も少しずつ成長して、旦那も前向きになって・・という良い方向に進んでいったから読後感は良い。
それぞれの家庭によって事情は異なるからね・・
うちも母親が専業主婦の家庭だったから、もし外で働くとなったら、拗ねちゃいそう。
今の子供は共働きが普通になってきているから、感想が違うのかも。

背筋「穢れた聖地巡礼について」

ピーナッツ

背筋「穢れた聖地巡礼について」を読みました。

穢れた聖地巡礼について
穢れた聖地巡礼について
KADOKAWA
Digital Ebook Purchas

面白かったんですが、近畿地方に比べるとインパクトは弱かったかな。

近畿地方のある場所について
近畿地方のある場所について
KADOKAWA
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この近畿地方は、自分の家の近く?って思うくらい、似通っているところが多くてドキドキしながら読みました。
元々は、カクヨムサイトに掲載されてたんだったかな?
そこで読んでましたが、本になってまとまるとパワーアップしていたのでおすすめです。


いわゆるモキュメンタリーというジャンルで、最近凄い人気ですね。
私も大好きです。
雨穴さんも大好きですが、どちらかというと雨穴さんよりも背筋さんの方が文章的には上な気がする。
どちらが上とか下とかくだらないですね・・・でも目安ということで。別に優劣があるわけではなく、背筋さんの方が文学的、雨穴さんはエンタメよりかな。


そしてこの穢れた~も、面白かったんですが、スッキリしないところが結構残ったので、そこは微妙だなと感じました。
だけどこういうことをやってみようっていう発想が凄い。
エンタメは発想がとても大事だから、これからも頑張って欲しい・・新作出たら絶対に読むので。

今村昌弘「明智恭介の奔走」

ピーナッツ

今村恭介「明智恭介の奔走」を読みました。

明智恭介の奔走 屍人荘の殺人シリーズ
明智恭介の奔走 屍人荘の殺人シリーズ
東京創元社
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面白かったです。
今村さんと言えば、「屍人荘の殺人」ですね。

屍人荘の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ (創元推理文庫)
屍人荘の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ (創元推理文庫)
東京創元社
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このシリーズ、面白いので大好きですから、全て追っています。
屍人荘も面白いけれど、兇人荘の殺人もかなり面白いのでおすすめです。

兇人邸の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ
兇人邸の殺人 〈屍人荘の殺人〉シリーズ
東京創元社
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さて、このシリーズ大好きなんですが、1作目の屍人荘で、明智さんがあっけなくリタイアしてしまいましたが、とても良いキャラだったんです。
映画では、中村倫也さんが演じてましたね。
だから明智さんをあのまま死なせてしまうのは勿体無いと思っていたら、今作登場。
でも本格ミステリではなく、いわゆる日常の謎を解き明かすコージーミステリでした。
そのため少し物足りなさを感じる部分は否めないけれど、明智さんの魅力は爆発してます。
こういうのを読んじゃうと、明智さん、生き返らないかな・・と思っちゃうんですよね。


そして映画化された屍人荘は、はっきり言うと酷かった。
何が酷いって、改変・・・作者よくあれでOKしたなあと思いましたよ。
だって作者にとって震災を絡めた云々って譲れなかったと思うんだ。

屍人荘の殺人
屍人荘の殺人
Video On Demand

トリックとか人物設定を変更するのもありえないけれど、こういう核となる部分を変更されるのが一番やるせない。
韓ドラで「シグナル」っていう作品がありましたが、日本でもリメイクされたときに、一番大事な事件が入らなくなってて、え・・と思ったのを思い出しました。