エリザベス・ローウェル「黄金の眠る谷で」

ピーナッツ

エリザベス・ローウェル「黄金の眠る谷で」を読みました。

黄金の眠る谷で (MIRA文庫 EL 1-5)
黄金の眠る谷で (MIRA文庫 EL 1-5)
ハーパーコリンズ・ジャパン

まあまあでした。


この作家さん、これまでにも読んだことがありますが、基本的なパターンは一緒なので、ある意味安心して読めます。

初対面で、相手に性的衝動を覚えるっていうやつです(笑)


小さい頃に仲良かった兄と生き別れになったマリアは、大人になって兄がいる牧場をおとずれる。

兄は不在で、そこにいたのは兄の親友であるキャッシュという男。

二人はお互い一目ぼれのような状態だが、キャッシュは過去に恋愛で痛い目に合っていて‥という話。


キャッシュ・・お前、アホかと私は何度も思いました。

ネタバレになるけれど、キャッシュは男性不妊症なんだけど、だからマリアに対して全く避妊しないのよ。

マリアはだから、キャッシュは自分のことを本気で愛してくれているし、子どもも欲しいんだろうなと思ってる。キャッシュがはっきりマリアに好きだと言わないからなのよ・・健気じゃない?

そしてマリアが妊娠したら、キャッシュは絶対に自分の子じゃないって思いこんで、急にマリアに冷たくなるの。

なんやねん、それ・・しかもキャッシュって結構年齢いってて、マリアとは歳の差あるんだよ。

それなのに、この冷たい仕打ち・・・そしてマリアがキャッシュに対してお金目当てではなく、本当に愛しているから証明するって無謀な行動に出るんだけど(これはマリアもいただけない、妊娠中なのに・・)、それでケロっと科学的根拠もなく、キャッシュはマリアのお腹の子供は自分の子だってなったの。

一体、わたしは何を読まされていたのか・・っていう気分に正直なりました。

しかも最後の怒涛の展開が、急速に進むのに描写が短い・・・ページ配分もいまいちでした。


まあ短い小説だったから、軽く読むにはいいか。