M.W.クレイヴン「デスチェアの殺人・下」
M.W.クレイヴン「デスチェアの殺人・下」を読みました。

- デスチェアの殺人 下 ワシントン・ポー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 早川書房
- Digital Ebook Purchas
面白かったです。
上巻の最初から漂ってくる不安な雰囲気、最後までずっと漂ってました。
てっきり、私はポーとドイルが別れることになるのでは(恋愛の別れではなく生死の別れ)と思っていたので、そうじゃなくてほっとした!
ただティリーとは仕事を別にすることになっちゃったよ・・だけど絶対、次のシリーズでは再会しそうだから、そこは全然不安じゃない。
それよりも不安なのは、事件そのものでした・・
日本でも宗教二世が問題視されることが多くなってきたけれど、海外ではもっと多そうだね。
やっぱり宗教を信じている人って多いから・・信仰って助けになるのかもしれないけれど怖い。
私は宗教全く関係ない環境で育ったし、クリスマスとかのイベントすらない家庭だったので、そういう意味ではこの小説が伝えたいことの半分もわかってないかもしれない。
だけど性的嗜好を強制的に変更させるとか無理なのはわかるし・・っていうか、他人の性的嗜好に興味ある?
私全然ないけどな、他人に興味ないし、自分が関心ある人に目を向けるだけで時間が足りないから。種の存続とかやけに大義を掲げる人っているし、日本でも少子高齢化が問題視されてるけど、自分からしたら人間はまだまだ多すぎだと思ってるからね。今生きている人を大事にすればいいのに。
あ、でも性的嗜好の中でも、小児性愛者だけは私は絶対に許さない。この世に存在しなくていいものだと思ってる。最近でも教師が盗撮してそれを共有してたとか言ってたけどさ・・あれって、正直治らないから、それこそこの世から消えて欲しいって思ってしまう。
でもこういう私の思考って、今回の小説の狂信的だった考えの被害者と似通っているところない??
私って危ないのかな・・と少し心配に。だけど小説内であったように、小児性愛者は消えて欲しいけれど、それを治療するために関係ない人(弱者)を巻き込むなんて、絶対にありえないから。
なんかさ・・小児性愛者って本当に許せないし、それだけじゃなく性犯罪者も許せないんだけど、やけに許容する人いない?あれって本当に何なの?
同じ町にいたら絶対に追い出したいと思うわ・・ちょっと過激すぎる?だけど許せないよ。
体傷つけるだけじゃなく、子どもの未来まで奪ってしまうんだから、精神にダメージが出ないわけがない。
そして宗教二世の問題だけじゃなく、今回は兄妹間でのいざこざも辛かった・・長女さん、結局サイコパスだったってこと?だけど妹に鉄槌を下されてさ・・弟も優しい反面、優柔不断で、悪く言えばズルい性格で。これってあの偏った親のせいで性格が歪んだんだよね?
もし生まれながらにこんな残酷な心を持ってたとしたら、やるせない・・
今回は小説の構成そのものが伏線になってました。
確かにカウンセリングのシーン。あれ?って思うところ多かった。
飲み物が温かったり、ペンがなかったり。最初から読者は巻き込まれてたんだな~作家さん凄いです!
この本を読んでいるときは、とにかく暗いし、描写は残虐なもの多いし、ネタバレになるけど解離性障害あるしってことで、まあまあの面白さかなと思ってました。
学術的には認められているらしいけれど、自分は多重人格の存在ってまだ信じてないんだよね・・記憶喪失は脳がダメージ受けるのでありだけど、多重人格って・・本当にある?
小説などでもネタになること多いけれど、今だ信じてない(疑り深いので・あと共感覚の存在も疑ってる)
だからあんまり興味ないというのか、この前も多重人格探偵サイコを読んでたんだけど、途中でやめちゃった。グロイ描写は耽美的な部分もあって嫌いじゃなかったんだけど、何か多重人格って胡散臭いって思っちゃうので。
だから多重人格が登場したときに、この小説はまあまあの面白さだなって思ってたんだけど、読み終わって考えていたときに、いやいやこれは結構深いものがあったなと考えるようになった。
人によっては最高だと思うのかもな・・と。