J.D.ロブ「邪悪な死者の誤算 イヴ&ローク46」
J.D.ロブ「邪悪な死者の誤算 イヴ&ローク46」を読みました。
面白かったー!
イヴ&ロークシリーズ46弾。
仕事仲間だけれど、何となく友達未満の状態であるドゥインターと食事をするため、ロークの持ち物の1つであるバーに向かうイヴ。
そこでドゥインターと交流を深めていると、腕から血を流した女性が現れ、すぐに助けに向かうがすでに手遅れで・・という話。
最後まで犯人がわからないパターンだったけど、言ってみれば犯人はモブキャラだったので、それほど意外性はなかった。
だけど加害者かもしれないとイヴに疑われる人たちが、みんな揃いも揃っていい人ばかりだったので、この人達の中から犯人がいなくて良かったと思いました。
そして犯人よりも、1番目の被害者のキャラがある意味濃すぎた。
殺されても全く同情されない背景があったんだけど、ここまでソシオパスな人も珍しい。
少女時代に彼氏の実家に遊びに行ってみんなと仲良く過ごしながらも、翌朝、そのまま一切連絡もない状態でさよなら~ってある意味凄いよね・・
でも日本でも行方不明者の中には、そういう人が少なからずいると聞いたことがある。
電車に乗ってて、見知らぬ駅に降り立って、あ・・もうこれまでの生活にさよならしたいってフェードアウトするらしい(自殺とかではなく、新天地で新生活を始めるらしいです)
人間ってそういう人もいるんだなあ。
イヴがドゥインターが苦手なのが少しわかる・・
私もなぜかわからないんだけど、少し苦手なんだよね。
だけどモリスとドゥインターは恋愛感情はないんだけど、気持ちの上では結びつきが強そうだし、これからもよく登場しそう。ドゥインター、本当に悪い人じゃないし、仕事もできるし・。なんで苦手なのか自分でもわからない。
今回は、ロークが、自分の父を殺したのがサマーセットだと気づきました。
そういやイヴは結構早い段階で気づいてたんだよね。
サマーセットとの間で暗黙の了解が成立してた。
このシリーズが好きだなと思うのは、主要キャラがことごとく口が固いこと。
何でもペラペラ話す人っていうのは信用ならない。
ナディーンもトリーナも、そしてサマーセットとイヴも、絶対に言ってはいけないラインをわかっているところが信頼できる。
