山口未桜「白魔の檻」を読みました。

- 白魔の檻 〈医師・城崎響介のケースファイル〉
- 東京創元社
- Digital Ebook Purchas
面白かったです。
前作「禁忌の子」と同じ世界観。城崎シリーズってことになっているようです。このシリーズ、映像化しそうですね。

- 禁忌の子 〈医師・城崎響介のケースファイル〉
- 東京創元社
- Digital Ebook Purchas
今作も、本格ミステリ。そして本格ミステリの定番でもあるクローズドサークルです。
クローズトサークル、私も本当に大好き!!設定だけでワクワクします。
今作では、先が全く見えないくらい濃い霧と、硫化水素まで加わって、じわじわと追い詰められていく様子が堪能できます。
硫化水素は目に見えないからこそ怖くて、検知するための機械がピーピーいうたびにドキっとするし、計測するごとに数値が上がってくるところも怖さがありました。
事件そのものは3つあったんだけど、2つ目は良かったんだけど、それ以外は正直微妙かなって思いました。
特に(ネタバレ注意!)3つ目は、自殺を他殺に見せかけたんだけど、銃を使っているし色々無理があったような・・しかも実行したのが老女だっただけに、そんなうまくいかないだろうかと思いました。
あと動機がね・・弱いかなって。復讐するにしても、老女の気持ちは理解できるけれど、その裏にいたもう一人の犯人の気持ちがね。
春田が環さんに感じる思いも、強いのか弱いのか曖昧で、わかりにくかった。
心情的なものに訴えかけるのが、様々な部分で希薄だったかなと思いました。
2つ目の事件に関しては、逆説的に犯人を証明するところが好きでした。
どんどん絞り込んでいって、犯行ができるのはこの人しかいないっていうところが楽しかったです。
犯人、最後の最後までわからなくて、警察官が意識失ったふりしてるんじゃないかって真剣に考えてました。全然違ったわ!こういう犯人当てをしながら読めるのも、本格ミステリの醍醐味ですね。
僻地医療については・・私は切り捨て派かな・・現実を考えるとね・・
そもそも人口減少とか出生率低下とか言われてるけど、私的にはまだまだ人多すぎだって思ってるところあるから。こんなこと書くと殴られそう^^;
しかし霧って想像以上に怖いですね。
以前、某高原をドライブしていたら、いきなり濃い霧に囲まれて視界が全く見えなくなったことがありました。のろのろ運転をして、広い駐車場のところまで行こうとしていたら、いきなり後ろから自衛隊の装甲車みたいな大きな車がやってきて抜かされてさ・・冗談ではなく心臓止まるかと思いました。
山奥に自衛隊の基地があるところだったようで・・。霧が晴れた後に、今度は大きなシカも見かけて、怖かったのか幸せなのかよくわからない気持ちになりました。
次回作も楽しみです!











