背筋「口に関するアンケート」

ピーナッツ🌛

背筋「口に関するアンケート」を読みました。

口に関するアンケート
口に関するアンケート
ポプラ社
Digital Ebook Purchas

正直な話・・・え?何が面白いの?怖いの?と全くわからなかった・・
そしてこの本が1冊550円・・製本するだけ無駄ではと思ってしまったのが正直なところ。
だって全然怖くないし・・


複数の大学生が語りあう話なんだけど、杏=木の下の口ってことなのか。
最後はみんな自殺するとか、そういう呪いがオカルト好きな学生にまで影響及ぼすということらしいんですが、怖くないよ・・
それより墓場で肝試しをして、そこに刃物を持った人が現れる方が怖いと感じた現実的な自分。


背筋さんの作品はこれまで他にも2つ読みましたが、これは短いこともあって微妙でした。
新しい趣向にチャレンジするっている姿勢は大好きなので、次作に期待。

青池周「真夏の被害者2」

ピーナッツ🌛

青池周「真夏の被害者2」を読みました。

真夏の被害者2 (シャレード文庫)
真夏の被害者2 (シャレード文庫)
二見書房
Digital Ebook Purchas

面白かったです、シリーズ第2弾。


雑誌に掲載されていたものより、書下ろしのリュウ視点が良かった。
なんか雑誌掲載作は・・正志が色々お転婆なもんで、やられたりやられそうになったり、お前少し落ち着け!と言いたいくらいでした。
でもリュウのお兄さんとその恋人が、何とも大人でありながらぽややんとしているので、そこに正志が混じっても全然違和感がないというか、自然というのか。
やっていることがなかなかのものなのに、まあいっかで済ませられる不思議。
この描写が間違ってしまうと、犯罪だろ!になるので、難しいですが、このシリーズはそこのところをうまくクリアしているように感じる。


リュウがカリスマで、金持ちだという描写は、多少胸やけ。
昔のBLにはよくあった設定のような気がします。


書下ろしはリュウ視点で、毎日つまらない日常をおくっていたのに、正志に出会ってからそうじゃなくなったことが伝わってくるほど生き生きしていた。
顔には出さないようにしてるけれど、最初から正志に一目ぼれ&メロメロだったんだと思うと楽しい。

恒川光太郎「夜市」

ピーナッツ🌛

恒川光太郎「夜市」を読みました。

夜市 (角川ホラー文庫)
夜市 (角川ホラー文庫)

KADOKAWA

Digital Ebook Purchas

とても面白かったです。


恒川光太郎さんの作品、大好きなんですよね。
まだ全部読んでいないのですが、読み終えるのが何かもったいないくらいで、少しずつ読んでいるくらいです。
恒川さんといえば、この「夜市」と「秋の牢獄」が有名な気がします。

秋の牢獄 (角川ホラー文庫)
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)

KADOKAWA

Digital Ebook Purchas

秋の牢獄は、11月7日をループするという話、その他に収録されている作品もとても面白いです。


自分の中では、「雷の季節の終わりに」が名作です。文庫のカバーもいいけど、ハードカバーの装丁が好きです。

雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)

KADOKAWA

Digital Ebook Purchas

そしてこの作品は、デビュー作でありながら、驚くほど完成度が高い。(新人らしい粗削りさとかなく、洗練されている)
ホラー小説大賞を受賞したのも納得。


知り合いに誘われて、現実とは異なる世界で開かれる夜市に入り込み‥という話。
幻想的で美しく、少し懐かしさを感じさせるので寂しさを誘う。
でもそんな中に、ふと異物が入り込むんだけど、そこがなぜかとても怖い。
恒川作品って、ホラー文庫から出されていることが多いんだけど、最初はなぜホラー文庫?って思ってたんですが、確かに怖いなあと読むたびに思うようになります。
殺人とか、バラバラとか愛憎とかではなく、心理的に何か怖いな・・と思わせるところが凄い。


そして現実に少しだけ繋がっている世界との行き来が違和感なくスムーズに行われるので、本当に存在してしまうんじゃないかと錯覚します。
そこが作家の力量なんだろうなと思います。


表題作の「夜市」と同じくらい、同時収録の「風の古道」も素晴らしい。
生命とは、簡単には取り戻せないものなんだな・・でも友達が生き返らなくてよかったのかもしれない。そう簡単に命が取り戻せるのなら、世界の設定自体崩れてしまうから。


まだ読んでいない作品があるので、これから読むのが楽しみです。

青池周「真夏の被害者」

ピーナッツ🌛

青池周「真夏の被害者」を読みました。

真夏の被害者 (シャレード文庫)
真夏の被害者 (シャレード文庫)
二見書房
Digital Ebook Purchas


シリーズ第1弾。
面白かったです。
富士山ひょう太さんのイラストって珍しいなあ。
今もシャレード文庫ってあるのかな?結構良作が多かった印象があります。


たぶんこの作品、ドラマCDにもなっていたと思うんですが、それを聞いたとき、え?こんな内容なのって驚いたような・・記憶がある。はっきりしませんが。
でも読んでみると、それほど衝撃はないかも。


高校生の正志は、友達以上恋人未満だった優との関係は破綻状態になり、二人で旅行する筈だった北海道へ一人でバイクで旅立つ。
そこで頻繁に顔を合わせる、リュウという危険だけど魅力的な男が気になって‥という話。
無理矢理系なので苦手な人は注意です。


しかしこの優という男も、なかなかのくせ者です。
一度は手放したくせに、正志のことを未練タラタラで。
優視点のショートでは、リュウよりも危険な奴なんじゃ・・?という感じがします。


このシリーズ、9巻くらいまで出ているようですが、持っているのは3巻まで。
もし読むとすると、ブックオフで探すか電子書籍かなー

恩田陸「メガロマニア」

ピーナッツ🌛

恩田陸「メガロマニア」を読みました。

メガロマニア (角川文庫)
メガロマニア (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
本

大好きな本なので、再読です。
恩田陸さんは日本人作家の中では5本の指に入るほど好きな作家さんですが、こちらは小説ではなくエッセイ。
エッセイはあまり読まないけれど、恩田陸さんのものとなると別物。


しかもテーマはインカやマヤ文明など、まだまだ未解明なものが多い遺跡回りですから。
エジプトのピラミッドの謎も大好きだけれど、それと同じくらいマヤ文明は神秘的で大好き。
天文学が優れているのも不思議でしょうがないし、遺跡を囲む森林の中にジャガーとか大きな蛇とかいると考えただけでゾクゾクする感じ。
あの石の遺跡の形も不思議だし、空中庭園といわれるマチュピチュも夢があります。


以前、X-ファイルっていう人気のアメリカドラマがありましたが、半年くらい前にその脚本だったか監督をしていた方が書かれた本(小説)を何冊か読みました。
X-ファイルっていうタイトルで何冊が出版されており、そのうちの1つが、このマヤ文明をテーマにしたものでした。
宇宙人と交信しているような石像があったり、未来から得たとした思えないような知識が存在していたなど、壮大なストーリーで面白かったです。


まだまだ私有地なので開発されていないところも多いらしいけれど、これからもきっとそのままなんだろうな。
夢は夢のままで、がいいのかもしれません。


エッセイなんだけど、あまり旅行慣れをされていないということで、確かに現地の雰囲気はそれほど伝わってこないけれど、恩田さんらしい不思議な感じが全体に漂っています。
その中で、トイレットペーパーを折るのが嫌!っておっしゃっていて、少し笑っちゃった。
あれって掃除をしたよっていう目印らしいですね。
確かに普通の人がやるのはやめて欲しいかも・・